(いなげや様コメント)
■課題
いなげやでは毎年、来店してくださるお客様に直接アンケートのご協力をいただいたり、カードデータを使ったりして、様々な分析を行っております。これまで実施してきたアンケートによる分析で、スーパーマーケットを利用する理由の上位に「距離が近いから」が来ることがわかっています。では、近くにいるのに利用しないのはどのような理由があるのか?そのことを把握したくなり、解決方法を模索していました。
■Geo-Researchを知った経緯
弊社営業戦略部門のデジタル担当者が、普段から懇意にしていただいている株式会社NTTデータ様より、ジオテクノロジーズ社のサービスをご紹介いただきました。NTT データ様とお話をする中で人流データによる行動分析に興味を抱き、移動するだけでポイントが貯まるポイ活アプリ「トリマ」と、アンケートモニターの位置情報を活用した「Geo-Research(ジオリサーチ)」というアンケートサービスのご紹介を受け、「Geo-Research」は来店されない方のアンケートも取得できるというお話をいただきました。
「Geo-Research」であれば、普段来店いただいているお客様に加えて、そのような方々のご意見もいただくことができるので、新たなサービス改善・向上のヒントを得ることが出来ると判断し、採用に至りました。
アンケートは1週間実施し、上記の条件、およびモニタープロフィールで居住地が東京都・埼玉県の方々501名の回答を回収することができました。
いくつかの設問における集計結果を紐解いていくと、そこからは、
・店舗までの距離
・アクセスする時間帯
と、簡便性との関連が見えてきました。
例えば、
・店舗の周辺にお住まいではあるものの、日中は都心で働いている可能性がある。
↓↓
・スーパーマーケットで買い物をするのは、仕事から帰宅する遅めの時間になる。
↓↓
・そのため、会社の近くや駅近くのスーパーマーケットで買い物をすることになる。
↓↓
・帰宅してすぐに食事をするとなると、惣菜が豊富であったり、即時性の高い商品が置いてあるスーパーが魅力的である。
という流れが表れてきましたが、店舗としてはその流れに対して、平日に尽力して効果を得ようとするよりも、逆に休日や週末であればお住まいの周辺にいる機会が多いので、「週末企画」という形で対象の年代を意識した販促を行う方向にしました。
休日・週末であればご家族で来店されるケースが多いと考えられることから、ご家族で何か体験をしていただくような企画、例えば「この週末に買い物に来ていただいたら、イベントに参加できる」とか「この対象商品を買っていただいたら、ご家族でキャンプの体験ができる」といったようなキャンペーンの企画を実施しました。
また、いなげやでは環境負荷低減への取り組みを積極的に行っていることから、食品ロスに関する設問も設定いたしました。
その結果、食品ロスについて興味を持たれているお客さんがいらっしゃることがわかったので、例えば対象となる値引き商品を買っていただいた場合、お客様にも何かメリットをご提供できるよう、なるべく廃棄する前にお客様に意識的に購入いただけるようなキャンペーンを実施していきたいと考えています。
Geo-Researchのアクティブモニターは、スマートフォンの高精度な位置情報を常時アップロードしています。
「あの日、あの場所に居た人」「この場所に来たことがある人」など、モニターの位置情報に基いてユーザーの
意識調査をスピーディーに実現します。従来のアンケート調査における課題に対応でき、より効果的なマーケティングが可能となります。
調査媒体について(トリマ)
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