Beacon 【カテゴリ:IT】
Beacon(ビーコン)は、航路・航空路の標識、灯台、といった意味を表す英単語で、電波や光などの無線信号を発する装置のことを指します。
VICSでは、電波ビーコンや光ビーコンと呼ばれる感知器により、道路に関する様々な情報を収集し、配信しています。
また、雪崩ビーコンというビーコンは、登山での遭難者を救出するために活用されています。
最近では、スマートフォンを使ったサービスを提供するシステムでもBeaconの利用が進んでいます。
BLE(Bluetooth Low Energy)という消費電力を抑えたBluetooth信号を、半径数十メートル程度の近距離に発信するため「Bluetoothビーコン」と呼ばれることもあります。
Bluetoothビーコンには、IDが振られており、近くのデバイスに向けて常に信号を発信します。
例えば、専用アプリをインストールしているスマートフォンが、BeaconのID「1」→「3」→「10」→「5」の順に、各Beacon信号範囲内に入ってきたら、そのスマートフォンを持った人は、「1」→「3」→「10」→「5」の順にBeaconのある地点を移動したことが分かります。
こうすることで、スマートフォンの位置を特定することが可能です。
これをサービスに応用することで、Beaconの設置している店舗の近くに来た人に対して、その店舗の割引クーポンを配信したり、ユーザーの位置を特定して道案内(館内案内)したり、といったサービスで利用されています。