梅雨が明けると本格的に夏がやってきます。毎年の夏のテーマである「節電」。
今回の豆知識では、節電に役立つクラウドのお話しです。
さまざまなアプリケーションやサービス等を社外に置き、必要なものを必要なだけ利用できるクラウド。
そのサービスの一つにDaaS(Desktop as a Service)があります。DaaSとは、業務で使用するPCのデスクトップ環境を、インターネットを介して外部から利用することができるサービス。
PCの本体がデータセンターに置いてあって、モニターとキーボード・マウスだけが手元にあるイメージです。
つまり、実際に利用者が直接操作するPC(端末)は、画面を表示するためだけのPCになっていて、画面(画像データ)を転送して表示しているだけのものになります。
DaaSを利用することでいつでもどこでも自分のオフィス環境を利用でき、会議室、外出先、ブランチオフィスからも自席にいるのと同じ環境を利用することが可能です。
夏の計画停電に伴う節電対策で、在宅での業務を推奨する企業も多くなっているようです。
そんな場合に、DaaSを利用することで、家にいながら社内と同じ環境で業務を行うことができます。
クラウドでの提供のため、外部データセンタを利用するなど、在宅での業務による効果に加え、二重の節電を社内で行うことができます。
また、サーバー環境とあわせて、端末レンタルを行っているサービスもあり、このサービスを利用することで、利用者は端末を用意するコストを低く抑えることができる。
OSのバージョンアップやPCリプレイスなどにかかっていた手間の削減にもつながる。
データセンタにPCの環境を置くことで、PC端末からの情報漏えいも防止できる。
など、節電という利点だけでなく、コスト・手間の削減、セキュリティ対策といった意味でもDaaSには多くの利点があります。
夏の節電をきっかけに、今まで以上に、多くの企業にDaaSが導入されるのではないでしょうか。
エリアマーケティングは、小売流通業界を中心に、店舗を構えた営業展開を行う企業での利用を想定した商品になります。
小売流通業界以外でも、例えば、金融業界での支店ごとの人員配置計画に利用したり、製造業で小売店に商品の売り上げ予測分析を提案したりと、業界ごとに様々な業務で利用できます。
最近ではクラウド型で必要な機能だけを利用できるものもありますので、この業務だけに使いたいとか、この機能はいるけどこれはいらないといったようなカスタマイズも比較的容易にできます。
また、医療業界や製薬業界などで、病院開業に特化した分析ができるエリアマーケティングもあります。
多くの機能を有していて、興味はあるけれど、そのすべてを使いこなせないのでは?とエリアマーケティング導入に踏み出せなかったという企業も多いと思います。
以前と比べ敷居の低くなったエリアマーケティング。
再度導入検討をしてみてはいかがでしょうか。