2012年5月に開業した東京スカイツリー。
開業にあたって、最寄りの駅の名前が、「業平橋駅」から「とうきょうスカイツリー駅」へと変更されました。
地名や河川名、山の名前や道路名称、施設名や駅名など、これらを基本情報とする地図にとって、自治体の統廃合による地名の変更、建て替えによる施設名の変更 「とうきょうスカイツリー駅」のような駅名の変更、といったような、絶えず変化する現実の世界の情報を、すばやく反映させることができるかが、その地図の持つ価値の一つとなります。
冒頭の「とうきょうスカイツリー駅」への駅名変更が3月18日。
一週間後の2012年3月26日、オンライン上の地図を見てみると、大手ポータルサイトの地図ではまだ変更が行われていませんでしたが、地図製作企業が運営するサイトではすでに変更が行われていました。
様々なサービスと連携することで、より利用者の利便性を図る、大手ポータルサイトですが、その利便性を付加させるという手順があるため、地図の鮮度に関しては、どうしても地図製作企業に軍配が上がるのもいたしかたないことなのかもしれません。
紙の地図に比べれば格段に鮮度の高くなったオンライン地図。しかし、まだ若干の差があります。
さて、2020年に開催されるオリンピックにむけて、東京湾岸エリアでは急ピッチで開発が進んでいます。
開通予定の首都高速の反映、竣工したてのマンションの反映など、BizXaaS MaPの配信地図は着々とその様子を反映しています。
ビジネスでもプライベートでも、それぞれのオンライン地図の特徴を見極め、鮮度、機能、操作性などなど利用する際の重要視する事柄によって、地図を使い分けることが、賢いオンライン地図の利用方法と言えます。
今日では“クラウド“というキーワードが一般的になり、スマートフォン、タブレットの導入促進も手伝い、多くの企業様でクラウドの導入が進んでいます。
しかし、これに比例して、“クラウドを導入したが使えなかった”とよく伺うようになりました。
その理由は、だいたい2つのケースに分けることができます。
1つ目は、
クラウド商品が推奨する業務プロセスをベースに、社内の業務プロセスの改善を計画しました。
しかし、業務プロセス改善を行う体制の維持や推進リーダーのモチベーションの低下により、現場の理解が得られず失敗したというものでした。
そもそも、クラウド商品が推奨する業務プロセスが、お客様の会社にとって適切であったか、疑問の余地があります。
2つ目は、
1つ目とは反対で、クラウド商品をカスタマイズして、会社の業務プロセスに合わせ込もうとしました。
しかし、クラウド商品の仕様で、細部のカスタマイズができず、使いにくいシステムになってしまったというものでした。
そもそも、一般的にクラウド商品は、サービスの特性上、カスタマイズを苦手にしている商品の方が多いはずです。
上記の失敗を踏まえ、クラウド商品を導入する際は、以下の確認を行うことを推奨します。
最近では、カスタマイズが可能で、各業種の特定業務に特化したクラウド商品もあります。失敗しないクラウド商品の選定の1つになると思います。