人口ピラミッド 【カテゴリ:マーケティング】
人口ピラミッドとは、国や地域の人口分布を、男女別・年齢別にグラフにしたものです。
グラフは、縦軸が年齢で、横軸が人口を表します。
縦軸はグラフの中央に表示し、縦軸の向かって左側が男性、右側が女性の人口を示します。
通常は、生まれてくる子供の数が一番多いためグラフの底辺の幅が広く、成長につれてゆるやかに人口が減少するため、グラフの頂点になるほど幅が狭くなっていく、ピラミッドのような形状のグラフになることから、人口ピラミッドと呼ばれています。
人口ピラミッドはグラフの形状により、「富士型」「つりがね型」「つぼ型」などといった型に分類されます。
人口ピラミッドを見ると、その国や地域の現状が見えてきます。
富士型は、富士山のように裾野が広がった分布型で、高齢者人口の割合が少なく、15歳未満の人口の割合が多い型です。この型は、子供がたくさん生まれても死亡率が高いことを示しています。
つりがね型は、高齢者人口の割合が少なく、0歳から65歳未満の人口の割合が一定している型です。この型は、人口の増減があまり無く、人口が安定していることを示しています。
つぼ型は、高齢者人口の割合が多く、15歳未満の人口の割合が少ない型です。日本はこの型にあてはまる、少子高齢化の人口分布となっています。
人口ピラミッドを分析することにより、将来的にその国や地域の人口構成がどうなっていくのかが分かるため、政治や経済の対応策を講じるのに役立てることができます。